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地域で燃料が違う?

長沼要

ガソリン、軽油、LPG、といえばクルマの燃料の代表的な3つだが、このなかで二つの種類は販売される地域で成分がことなる!って知っていました?

それは、軽油とLPGです。

まずは軽油。軽油は石油を精製してできるものだが、ガソリンよりも沸点が高く240℃~350℃の範囲だ。単一物質でないので、凝固点や沸点が何度!とはっきりいえないのだが、凍るというか固まり始める温度も(ガソリン、灯油に較べ)わりと高い。その流動点の違いでJISでも5段階の規格がある、というわけ。北国の軽油と南国の軽油は実は成分がことなるのです。つまり、地域と季節によって、最適なものが選ばれ供給されているのだ。

同じ話が自動車用LPG(オートガス)にも言える。こちらは1気圧ではガス体だから凍るということはないが、気温が低いと気化する量が小さくなり、まともに燃料圧が得られなくなる。もともとオートガスはブタンとプロパンの混合物だが、この二つの比率がことなる。北国仕様のオートガスにはほとんどプロパンが使われ、南国に行くにしたがってブタン比率が大きくなる。

気温変化の大きい地域をドライブする場合は、この事を覚えておいて、現地で満タンにするようにするとよい。スキー場で翌朝エンジンのかからないディーゼル車やLPG車がいたら、まず燃料を疑いましょう。

ちなみに、カセットコンロ用やアウトドア用に売っているガスボンベも成分はLPG。ブタン、プロパンといった成分構成に注意してみると、面白い。

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