ITS 11 ブログ

後席シートベルト義務化で大変になること

岩貞るみこ

このところ、銀行の使い勝手が悪くなりました。ATMでの引き出し限度額が引き下げられたり、現金での振り込みができなかったり、金額によっては本人確認の書類が必要だったり。なんでこうなっちゃったかというと、もちろん金融犯罪です。盗まれた通帳とか、マネーロンダリングとか、よからん輩が多いがばっかりに、善良な市民に面倒なしわ寄せがくるんですね。まったくもってけしからん事態であります。

みんながちゃんとやれば、そんなルールなんて作られなくてすむのに。

そういう状況というのは結構、たくさんあります。煙草を吸う人がマナーを守れば、禁煙スペースなんて作らなくてもよかったでしょうし、バーベキューのあとのゴミ始末をちゃーんとしておけば、河原にバーベキュー禁止の看板が立てられることもなかったでしょう。

結局はみんな、自分の首を絞めているんですよね。

で、(たぶん)もうひとつの首絞め事態が起ころうとしています。それは後席のシートベルト装着。いつまでたってもみんな後席でシートベルトしないで、いっぱい怪我したり亡くなったりしているもんだから、いい加減にしろってことで、ついに法制化に向けて動きが出始めた(ような気がする)んですよ。

あら、法制化されれば後席もシートベルトしてくれて、死傷者が減っていいじゃない、と、手放しで喜んでいる場合じゃありません。義務化されるということは、自動車メーカーは後部3人分の安全性を確保する必要があるわけで、確かにこれを聞くだけでは、さらにいいじゃない、になりますが、そうでもありません。なぜなら、いまはセダンなどは後席は二人がちゃんと座れればいいように、二人分をゆったりと設計し、中央席は座面を盛り上げちゃっています。でも、「後席の安全性確保」となれば、3人分平等に安全にしなければならず、中央席の盛り上げはなくなり、左右二人分の座り心地も悪くなる可能性がぐっと高まるんですよ。

ミニバンやスポーツカーも同じです。この基準が設けられることによって、フロントシート以外の構造は大幅に変わるのではないかと私の少ない脳みそでも推測できるわけです。

みんながちゃんとシートベルトしないから、こんな面倒なルールができちゃうんでしょ? ちゃんと安全運転していないと「安全性確保のために、乗員は全員、難燃服とヘルメット着用」なんて法律ができちゃうかもしれませんよ。いや、笑い事じゃないかもですよ?

クルマは使わない!

長沼要

先日、エコプロダクツ2006というイベントに行ってきた。毎年行われているイベントで今年も晴海のビックサイトの半分くらいを使う、わりと大きなイベントだ。環境に優しい製品という枠組のなかで、洗剤から、もちろんクルマまで、というありとあらゆる製品、そして数人の小さな会社や自治体のブースから、燃料、カーメーカーなどの巨大企業までというこれまた多種多様な企業が出展していた。私が訪れたのは土曜日だったので、どちらかというと一般人、子供をつれた家族連れや、中学、高校という生徒達が目立っていた。その中で、少し大げさにいえば、衝撃を受けたのが写真にある「絵馬」だった。

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この絵馬は、環境省が用意したスペースで、来場者に、どんなことでもよいので環境を意識した行動を「絵馬」に宣言してもらうというコーナー。老若男女の来場者達にイベントから感じた事やもともと持っている意識を、マジックで書いてもらいスタッフが貼付けるというもの。

「クルマは使わない」・・・、

クルマが好きな我々にはグッと胸にささる言葉。確かに、クルマは大きなエネルギーを使うし、二酸化炭素は吐き出すし、まだほんの少しながら有害物質も出てしまう・・・。

でもでもでも、いつでも好きなところに行けるし、きれいな景色をみながらのドライブだって楽しいじゃない。そして、好きなものを好きな時に手に入れられたり、知り合いにプレゼントを送ったりできるのも、働くクルマの貢献はものすごいのだよ。・・・と、この絵馬を書いた本人は、おそらく特に嫌悪感をもって書いていないと思うが、どうしてもクルマ擁護をしていまいたくなった。

このサイトのコラムで清水さんが述べているが、クルマを被告席に立たせないために、という意識を再認識させられる。ほんとに、クルマはいつの間にか、「憧れ」から「嫌われ者」になったしまったのかもしれない。

そんな気持ちのさなか、翌日、自分のクルマを駐車場にしまう時、熱ーい視線を感じたので、ふと見ると、幼稚園くらいの男の子が、「じーっと」見つめている。まるで自分の小さい頃と同じ目。クルマが好きで好きでたまらなく、ミニカーで遊んでいた頃。父の運転する姿が羨ましく早く18歳になりたかった頃の目。おかあさんの呼ぶ声を無視して、ジーと見つめている。あまりに嬉しくなって、パッシングをしてあげたら、さらに目が輝いた。お母さんになかば叱られるように促されエレベータに乗っていった。

そうなのだ、やっぱりクルマは本能的に憧れなのだ。ネガの部分があまりにも目立ち過ぎてしまったのと、クルマを楽しく利用出来る環境が減ったのだろうと感じつつ、今一度クルマの功罪を見直して、功の部分を伝える必要もあるだろうと感じている。

アメリカのガードレールから学ぶこと

清水和夫

11月2日の午後2時半ごろ福井県若狭町の国道27号で軽ワゴン車がガードレールの端に衝突車前部が大破した。運転手さんと助手席に乗っていた方は死亡、二人とも70歳代と高齢。後部座席にいた方は重体。敦賀署によると、現場は片側1車線の見通しの良い直線道路。

https://www.shikoku-np.co.jp/national/social/photo.aspx

この事故を知った時、私はハッとした。以前から道路の構造がクルマに加害性が高いと指摘してきたからだ。欧米では事故は起こるものとして道路の構造を設計している。現実の事故から学ぶ姿勢が高いからだ。

なぜ事故が起きたのか、刑事上の責任を問うだけではなく、なぜ事故からサバイバルすることができなかったのかを調査する必要がある。この場合はまず疑うべきは乗員がシートベルトを装着していたかどうか。さらに、串刺しになったガードレールの構造がどのようにクルマへ加害したのか。

参考までにアメリカのガードレールの先端の構造がどのように工夫されているのか、写真を載せておきたい。クルマに対しては面で荷重を受けることで、クルマへの加害性を考慮している。さらにエネルギーを吸収できる工夫が見えるだろう。
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ガードレールは歩行者だけを守るもの、という一方的な考え方で規格化されている。現実の事故から学びながら、様々な工夫が欲しいものだ。

From EUROPE MINIがフルモデルチェンジした理由

佐藤久実

パリサロンで、新型ミニクーパー&クーパーSがワールドプレミアとなりました。個人的にも好きなクルマなので興味深く、実車を見るのを楽しみにしていました。ところが、「えっ何が変わったの?」といいたくなるほど、「原寸大間違い探しゲーム」のような変わり映えしないルックスには驚きました。
 しかも、現行MINIは2001年デビュー以来、毎年、全世界で順調に販売台数が伸びており、2005年には20万台を超えています。日本においても同様で、2002年の導入以来、毎年上り調子。まさにブランドの強さとBMWの技術力の高さを物語っています。
 この人気絶頂の時期に、大して変わり映えのしないルックスのフルモデルチェンジをしたのが不思議でしたが、パリサロン後の国際試乗会でその謎が解けました。
 一見変わらないけれど、実は全長が60mm長くなっています。そのうち38mmがフロントセクションに費やされていますが、これが今回のモデルチェンジのキモ。
 その理由のひとつは、ボンネットに新型エンジンを収めるためのスペースが必要だったから。もちろん、新型の1.6リッター直噴ターボエンジンはBMW製。クライスラーから供給されていたエンジンを、一刻も早く自社製にしたかったというプライドもあったんでしょう。でも、プライド以上に、従来より環境性能に優れたエンジンであり、BMWグループ全体で排出ガスを減らすという狙いもあります。
 そして、フロントセクションが長くなったもう一つの理由は、近い将来施行されるであろう、歩行者保護の法規の基準をクリアするためです。
 要するに、ミニがフルモデルチェンジしたのは、安全・環境性能を高めるためだったのです。そのためにイギリスのアッセンブリー工場に20億ポンドの投資もしています。実は効率化が最大の狙いではないか、なんて声も聞こえますが、少なくとも、走って楽しいホットハッチでありながら、時代に即したユーザーベネフィットも最優先されているのですから、恐るべし、BMWです。

カーナビも安全装備として標準装備して?

岩貞るみこ

このあいだの日曜日にレインボーブリッジを千葉方面に向かって運転していたら、どうも前方をいくクルマたちの動きがヘン。「?」と思っていると原因は一台の湘南ナンバーの某高級車でした。どうやら羽田空港方面と千葉方面の分岐で判断がつかず、よろよろしているようで。うわー、危ない、と思いつつ見ていると、最後は時速40kmくらいまで落として分岐のゼブラゾーンに突っ込むという荒業。いったいどんなジジババ(失礼)が? と思いながら運転席を覗き込むと、めっちゃ若いイケメンお兄ちゃんでありました。

イケメンだから私が許すとでも? 許しませんとも。だって助手席に美女が乗っていたんだもん。いやいや、そういう話じゃなくって。

つまりですね、これは首都高速の標識がわかりにくいということです。まあ、再三、指摘されている問題ですけれど。ただこの標識問題については、いま首都高速(株)で鋭意改善策を検討中ですので、いましばらくお待ちを……って、別に首都高速の回し者じゃないですけれど、取材&検討会などで内部事情を知っている人間のひとりとしてご報告申し上げます。

で、私、思うんですが、乗用車はそろそろカーナビを標準装備にしてもいいんじゃないでしょうか。正直言って、標識だけであれだけクモの巣状態になった首都高速を、いろんな目的地やいろんな運転レベルの人を全員確実に案内するなんて無理ですもん。日曜日になると、3号線(東名高速からつながって渋谷を抜けて環状線に到達する線)では、環状線を右に行くか左に行くかで迷ってうろつくクルマにより発生する事故のなんて多いことか。カーナビさえあれば、ちゃんと目的地に誘導してくれるし、しかも最近の上級グレードのナビは車線まで案内してくれるから、絶対に「迷ってよろよろ事故」はなくなると思うんですけれど。

以前、エアコンが装着されたとき誰かが「夏でも窓を閉めて走ることができ、横転事故での車外放出や怪我の率が減った。エアコンは安全装備のひとつである」という名言を言ったけれど、カーナビもそろそろ「安全装備」という認識で考えてもいいんじゃないでしょうかね? カーナビを見つめて起こる事故ってのは、この際、ちょっと切り離して言っていますけれど。

北海道で事故急減?

長沼要

ちょうど札幌に着いて二日目(11月下旬)に雪が降り一面の銀世界、冬景色となり、雪好きな私にとっては素敵な歓迎となった。

そして、もちろん道路は普段の舗装路から一転して雪路。もうこの時期には殆どのクルマが冬タイアに履き替えているので大きな混乱はないはず。しかし、今回の雪はどうも湿気が多く、普段の雪とは少し事情が異なり、積もり方もシャーベット状で、どうも慣れない雪だ。どちらかと言うと、関越方面でスキーに出かけて出会う雪路に近いかも。さらに、夜から夜中にかけて降る雪には、除雪車が朝方に出動して、朝の出勤時には道路はきれいに雪が無い状態になるのだが、昼にまとめて降る雪には、交通量が多い事もあり、除雪車はあまり活躍できない。湿気のないフツーの北海道の雪なら、交通量があれば、さほど積もらないのだが、今日の雪は積もっている。そんなこんなで少し勝手が違う事もあり、写真のようなクルマがいた。1_4

後輪駆動のトラックで空荷の時は、ホント辛い。駆動輪に荷重がかからず、からまわり。でもFR車の名誉のために付け加えると、札幌近郊のスキー場とかでは何気ないFRセダンやクーペでスキーに来ているので、走れないということではありません。私も学生時代にはハチロクでスキーに行ってました。もちろんいま道内で売れているクルマは圧倒的にAWDですけどね。

さて、この時期の雪は根雪になるケースは殆どないので、翌日には道路から雪は無くなっていた。おそらくクリスマス前後に、こんどは北海道らしいパウダースノーが降り、大通り公園のイルミネーションをさらに美しく盛り上げ、根雪となることだろう。

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そしてもう一つ、今回のタイトルにある興味深いトピックスを。

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それは“交通事故減少の切り札!”という新聞記事。何?何?と興味シンシンでよく見ると、なんと交通事故死が30%減!とある。交通事故死者数全国一の汚名を返上しただけでなく、何かさらに得策を考案したのかと思えば、それは日本シリーズ!でした。TV放送があった時間帯には、道内の交通事故数が30%減少したそうである。おそらく、交通量そのものが同じくらい減少したのでしょうね。それくらい今年の日本シリーズは北海道で盛り上がったようでした。

「海老名SAに入りたいのよ渋滞」撲滅計画

岩貞るみこ

スーザン嬢の「SAは海老名だけじゃない!」というトイレが近い彼女の苦悩を読んで、
ぷぷぷっ、と笑ってしまいました。いや、本人にしてみれば、地獄をみるようなつらさなんでしょうけれど(笑)。実は私もその数週間後、同じ体験をしました。いや、トイレじゃなくて渋滞の方ですが。11月最後の日曜日、うっかり取材が長引いて夕方遅くに御殿場ICから東京方面に向かったところ「渋滞30km」。走り始めたら「渋滞35km」。おいおーい。で、最終的に海老名SAを過ぎたらぱーっと開けていて、なんだよおい、な状態なのでした。

この「海老名SAに入りたいのよ渋滞(仮題)」は、海老名SAがレストランなど施設が充実していて人気が高いことから起こるのでしょうが、もうひとつはやはり構造にも問題があります。以前、宇都宮大学で都市計画を研究していらっしゃる助教授の森本章倫さんが、

「大型施設の駐車場を作るときは、一般道からいきなり駐車スペースのワクを作ってしまうとあっという間に渋滞が一般道に伸びてしまいます。だからワクの前に、敷地内にアプローチをぐーんと長くとってあげる必要があります」

と、おっしゃっていましたが、まさにそのとおり。もっとも、聞いたときは毎日、駐車場をなーんも考えずにだらーっと使っていたので、おお、そういうことだったのか!と、かなりショックだったんですけれど。

で、海老名SA。入るとすぐに「大型トラック」と「乗用車」を分けるような表示こそあれど、すぐに駐車ワクはあるわ、どこが空いているのか、どこにトイレがあるのか、まったくわからない状態。そりゃ、敷地内に入った瞬間から右往左往しますわね。となればちょっと週末などで入りたいクルマが集中すればあっという間に本線まで渋滞が延びますわねえ。ただ、森本さんに教えていただいた私が急に鬼の首をとったように言うのはいけないですね。それに敷地問題というのは、すぐにどうしろって言われたってどうにもならないですし。

なのでここはITSの出番でしょう。標識を充実させ、空車情報を速やか、かつ、的確に出し、レストランやトイレのある場所を教えて、入り口付近でうろつくクルマをいかに速やかに奥へと誘導していくか。中日本高速道路のみなさん、モデルケースを作ってください。ぜひ、トライを!

高速道路の出口表示

佐藤久実

前回の、高速道路の出口表示に関して、さらに数字表記の利便性を確信するできごとを思い出しました。
盆暮れ正月、GWというのは、ただでさえ道路の混むシーズン。できれば渋滞は避けたいけれど、仕事となれば仕方ない・・・。意を決して渋滞に突入したわけですが。
都内を起点とした場合、東名や常磐道、東北道といった高速道路に入る前に、『首都高速』という鬼門があります。そう、ワタシの悲劇とイライラも、この首都高速から始まりました。渋滞の先頭にきた時、何と渋滞の原因が「首都高の案内板」にあることが判明したときの、矛盾、腹立ち、納得、etc複雑な心境といったら・・・。
首都高速道路のような都市高速の場合、環状線があり、そこから放射状に何本も道路が分岐しています。環状線と放射線の合流/分岐にはジャンクションがあり、あらゆるところに入り口/出口が設けられています。
渋滞情報は、ジャンクションや出入り口名から何キロという表示がされているわけですが、まず、漢字の羅列を読むのに巡行スピードが落ちるでしょ。そのためにブレーキを踏むと渋滞のキッカケになる。さらに。首都高マップが頭の中に完璧にインプットされていないと、せっかくの情報も解読不可能。スムースなドライブのための情報が、かえって迷いや渋滞を作る原因になるという、皮肉な結果になってしまうのです。で、「この出口って何号線だっけ?通り道にあった?」な~んて会話しながら、その先の分岐で「どっち行く?右?左?えっ、どっちどっち?」なんてやってるもんだから、走行ペースが上がるわけがない。やがて渋滞の列が延び、どちらの道を選ぶか、否応なしにじっくりゆっくり考える時間が与えられる状況に陥るわけです。
でも。これが数字なら、運転しながらでも、不慣れな道を走っていても、短時間で情報の整理ができるでしょ。たとえば、「1-○~1-×まで3Km渋滞」とあれば、あぁ、1号線が混んでるんだって、すぐわかるじゃない。○とか×は、距離でも良いし、ジャンクションから順に番号振ってっても良いし。首都高速道路も民営化されてからいろいろ改善されているんだけどね。このアイデア、採用してくれないかな~。

From EUROPE~スペインの高速道路

佐藤久実

 9月と11月に、海外試乗会でスペインの高速道路を走る機会がありました。リゾート地としてドイツ人の好む場所であり、すでに寒くなっているヨーロッパにおいて温かくて天気が良いといった理由などで選ばれているようです。バスク地方とマヨルカ島と、スペインでもまったく違うエリアでしたが、いずれも高速道路の交通量が少なく、試乗する立場としても絶好のテストコースでした。
 さて、そんな中、すっごい発見をしました。(と、本人は思っている。)スペインの高速道路には出口番号がついていますが、その数字というのが、起点からの距離なのです。つまり、Exit 10とあれば10Km地点にある出口という意味。そして、数字とあわせて地名も書かれています。これって素晴らしいと思いません?日本でも、高速道路走ってて、「あとどれくらいの距離?」なんて思うことありますよね。えっ。今どきナビがあるから関係ないって?あっそう。
でもね、先日日本に住むフランス人と話していた時のこと。彼は20年以上日本在住で日本語もペラペラ。でも、さすがに「漢字」の読み書きはキビシイわけ。クルマにナビもついていて、案内は英語でしてくれるのだけれども、結局道路に書かれている出口は漢字でしょ。なので、非常にわかりにくく不便に感じているわけです。最近、道路を走っていて英語表記のサインもずいぶん増えましたが、それでも日本語がわからず、日本の道を知らない外国人から見れば、まだまだ不親切なようです。
 その点、「数字」は英語以上に万国共通でしょ。しかも距離感も一目瞭然。最近、地下鉄でも、アルファベットと数字で駅を表す表記が使われていますよね。そう考えると、やっぱりこのスペイン方式は、非常に合理的だと思うのです。みんなのクルマにナビがついているとは限らず、誰もが日本語の表記を読めるとは限らず、その地名がどこにあるかわかっているとは限らない。走りながら簡単に情報を得るという意味では、数字ほどシンプルな手段はないと思いませんか?

地方都市の自転車利用

清水和夫

四万十川はクルマの楽園と前回のブログで書いたが、四万十川に行くには四国高知の龍馬空港から列車で二時間の旅が待っている。龍馬空港からタクシーで約15分、土佐くろしお鉄道の後免駅(ごめん)から特急に乗らなければならない。

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その後免駅に駐輪場が用意されている。地方都市の人々にとってクルマはなくてはならない移動手段だが、免許のない人達には自転車が唯一の移動の道具だ。朝夕駅まで自転車で通学する子供達が多いと、駅員は説明してくれた。そういえば、岡山の駅前も自転車専用道路ができたり駐輪場が完備されるようになった。

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 こうして自転車利用が便利になるが、自転車に乗る人のマナーやテクニックはひどいものだ。夜間にライトを点灯しない自転車が多いし、中には携帯電話を使いながら走っている人も少なくない。便利になると利用者は増えるが、同時に事故も増加する。自転車にライセンスを!と警察は考えているとの話しも聞く。
 道路インフラと利用者のマナー教育は日本が忘れてきたものだ。技術、政策、教育の三位一体の戦略が必要ではないだろうか。

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